メンバー 紹介

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米倉 淳一郎
Managing Director
経営会議議長
Group Board Member

京都大学理学部卒。
同大学大学院医学研究科博士課程修了。博士(医科学)
国立大学法人東京医科歯科大学オープンイノベーション機構兼務出向中。

ライフサイエンス・ヘルスケア、化学、素材、食品等の領域を中心に、広範な産業領域/テーマに対する経営戦略策定および実行支援の経験を有する。近年は企業の新規ビジネス立ち上げや新規海外進出等の文脈で、全体戦略の策定から提携候補企業との交渉、M&Aプロセスの遂行支援(ファイナンシャル・アドザイザリー業務)までを一貫するハンズオンスタイルのプロジェクト推進に強みを持つ。また、大学/省庁/病院など「売上・利益」以外の尺度を伴った社会的主体や、アーリーステージのテクノロジーベンチャー企業への支援にも興味を持って参画し、オープンイノベーションを通じた“social re-design”の実現に資するべく活動している。

「企業変革」への認識

個人的には、「企業変革」は外科処置的なプロセスとしてよりも、統合医療的・漢方薬的なプロセスとして認識/記憶しています。起点には経営者/経営層の「強い意志」と「具体的かつ正しい構想」が必要なことは言うまでもありませんが、その先は社風や文化、過去の成功体験との泥臭い戦いの連続です。また近年のタイトかつ流動化した労働市場を見るに、「成長する」「企業価値を最大化する」といった手段を目的化したのみの旗印で優秀な人材を惹きつけ、繋ぎ止めることは最早困難です。流行りの経営概念にただ表層的に対応するのみで、社会変革へのビジョンや独自の「価値観」を提示し得ない企業(または、そのような葛藤の中で経営者が日々肝脳を絞ることのない企業)は、愈以って存在意義すら問われる時代へと突入したものと認識します。まずは「本質的なビジョン」「正しい課題意識」を持つこと、そして、その先に横たわる中長期的な「遺伝子の変革」「体細胞の入れ替え」への覚悟と備えを徹底することこそが、企業変革の本質であり、経営者の情熱と巧拙が最も問われる箇所であると認識します。

コンサルティングポリシー

足元の市場が衰退する中で、昨今の日本企業のビジネスには「離散的な変革」が求められるケースが増えています。マネジメント・コンサルタントとして悩ましいのは、企業の戦略課題がいわゆる「ファクト&ロジック」や「経営戦略論」で解き切れるものから、例えば新規事業探索や新規海外展開に代表される、より創造的/探索的な要素を内包するものへと本質的にシフトしつつあることです。我々の職業的系譜は基本的に「論理の世界・分析の世界」に端を発する訳ですが、経営者の夢や理想と真摯に向き合い、かつ社会要請を踏まえた新しいビジネスを結実させるための「情理の世界・創造の世界」での付加価値もまた、従前よりも強く問われる時代に突入したと考えます。この時代に経営者に資する為には、都度「考えぬく」臨床経験を重ねることは勿論のこと、自身も時代のフロンティアに身を置き、独自の世界観/価値観を持つことが重要だと考えます。その上で、企業が過去の事業資産を最大限に活かしつつ、今日的な社会の有り様に即した魅力的な/挑戦的な価値観・ビジョンを再定義し、企業構成員が意気揚々と歩みを進めるための着火剤/触媒として、微力ながら貢献できればと考えています。

主要ケース履歴

  • 製薬メーカーの中期経営計画策定支援
  • 化学品メーカーの長期事業ビジョン策定支援
  • 食品メーカーの長期ビジョン実現に向けた新規事業領域の戦略策定支援
  • 国内大手メーカーのメディカル・ライフサイエンス領域新規事業策定支援
  • 医療機器メーカーのグローバル展開戦略策定および事業開発支援
  • 検査薬メーカーのASEAN進出戦略策定支援
  • テクノロジーベンチャー企業の事業計画・資本政策策定支援
  • 国内医療機器メーカーの欧州企業M&Aにかかるファイナンシャルアドバイザリー
  • 電子機器メーカーの全社再生計画策定および長期実行支援
  • 省庁におけるバイオベンチャー産業振興策の政策立案支援
  • 国立大学病院の財務改革支援
  • 大学における産学連携活動の振興支援

関連リンク

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株式会社コーポレイト ディレクション
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天王洲ファーストタワー23階

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