コンサルティングサービス

CONSULTING SERVICE

全社戦略・事業戦略

認識

「意思」 のある戦略づくりをお手伝いしたいと考えます。

3CといわれるCustomerとCompetitorとCompanyを調べれば、戦略は科学的に出てくるでしょうか?
4PといわれるProductとPriceとPlaceとPromotionを調べれば、マーケティングは自動的にできるでしょうか?
私たちは、そうではないと考えます。

企業は、キャッシュを生み出さなければ継続できません。
ですから、キャッシュを生み出すビジネスモデルは必要です。
そのビジネスモデルを考え出すセオリーはあります。
そうしたセオリーは使いこなさなければなりません。
しかし、それだけでは不十分です。

たとえ話をします。
料理を作るキッチンを考えてみます。
キッチンは料理ができないといけませんから、
食材を切る場所があり、火を使う場所があり、水で洗い物ができなければなりません。
料理ができなければキッチンとは呼べません。
しかし、料理ができれば何でもよいかというとそうではありません。
潜水艦のキッチンは、窮屈かもしれませんが、コンパクトであるべきです。
新婚家庭のキッチンは、派手かもしれませんが、愛の巣がよいでしょう。
レストランのキッチンは、素っ気ないかもしれませんが、機能的な広さが必要です。

企業も同じだと考えます。
キャッシュを生み出さなければ用をなしませんが、
どのようなテイストの企業であるかは、法人によって様々です。
それは、法人の「意思」によって決定されるのだと思います。

私たちは、その法人の「意思」をくみ取り、時には「意思」を喚起しながら戦略づくりのお手伝いをしたいと考えます。

そのために、私たちは
何故、その会社は創業されたのか?
どのような危機をどのように乗り越えてきたのか?
それによって、地金を鍛えるように出来上がってきたこだわりの価値観とはどのようなものか?
その価値観が今、どのような問題に直面しているのか?
ということに耳を傾けます。

また、同じように、今の経営者は
何故、その会社に入ったのか?
どのような危機をどのように乗り越えてきたのか?
その経験によって培われ価値観とは何か?
それがいまどのような問題に直面しているのか?
ということをまず伺います。

そうして、法人の「意思」を、経営者の「意思」を大切にした戦略づくりをお手伝いしたいと思います。

主要なコンサルティングテーマ

全社戦略・事業戦略づくりでは、
研究を積み重ねてきたセオリーに従ってビジネスモデルをつくりつつ、
以下のような不意にあがってくる正解のないテーマにも正面から向き合っていくことになります

「選択と集中」は是か?

「選択と集中」は絶対であるように言われることがありますが、どうなのでしょう。
ひとつの強みに資源を集中させて、他社の追随を許さない物やサービスをつくり上げる手もあります。
一方で、先のことを考えれば、他の物やサービスを準備しておかなければ法人の継続は危うくなります。
どちらの戦略もありえます。
どちらの戦略を選択するかです。

我々は何者か?

ひとつの素晴らしい物やサービスが受け入れられて、大きな企業になることがあります。
それは素晴らしいことであり、人知れぬ努力のたまものだと思います。
ただ、それが本当にやりたかったことなのかというとそうでない、あるいは充分ではないことも多々あります。
その場合、その成功にしがみつくよりも、全く別のことに事業を展開させることもあり得ます。
本当にやりたいことに、いかにリスクを避けながら近づいていくのか?
経営コンサルタントの力量が問われる局面です。

企画力か?実行力か?

業績を良くするために、企画力を向上させるべきなのか、実行力を向上させるべきなのか?
良く直面する問題です。
戦略はそれほど違わないが、実行力が優れた凄みのある組織で圧倒的な地位を築く会社があります。
一方で、203高地で死屍累々を築いてしまう組織もあります。
手を付けやすい方にだけ手を付けて、成果が出ていないこともあります。

ステークホルダーとの距離間

会社は誰のものであるか?という議論がよくされました。
最終意思決定者は株主ですから、株主のものだとは言えます。
資本集約的な事業で株主資本が大きければ株主の力は絶大です。
同じく資本集約的な事業で銀行融資が大きければ、銀行の力は絶大です。
知識集約的な事業であれば、知識労働者の力は絶大です。
顧客が寡占巨大企業で、自社が分散零細企業であれば、顧客の力は他の産業よりも絶大です。
ですから、実質的に誰のものであるかは、場合よるのだともいえます。
我々はどういうスタンスをとるか、どういうスタンスをとれるビジネスモデルを描くのかは戦略的なテーマです。

成長か?成熟か?

改革なくして成長なしといった指導者がいました。
成長を目指さない企業はありえないという風潮もありました。
企業が成長するためには、成長分野へ進出することが大きな選択肢です。
国内の成長業界や海外の成長地域です。これはこれで相当なエネルギーが必要となります。
一方で、それができなければ、存在できないかというとそれは極論でしょう。
マクロでみれば先進国は低成長が続いています。その中で、活動を継続していく企業はいくらでもあります。
成長を前提としなくてもモチベーションを高く保つにはどうしたらよいのでしょうか?
病院の組織などは参考になると思います。

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