工作機械・建設機械・そして産業機械全般を中心とする業界は、日本メーカーがグローバルで高いシェアを誇っており、日本の製造業を支える基幹事業です。その一方で、リーマンショック以前においてもその需要を牽引していたのは新興国であり国内を始めとする先進国各国では成熟状況に陥っている上に、リーマンショック以降の急速な企業投資の冷え込みにより、業界全体として大きな打撃を受けている状況です。
従来の日本の機械業界の特徴としては、顧客である日系のアッセンブリ/セットメーカーとともに海外進出を進めたこと、顧客の固有ニーズを汲み取った一種のカスタマイズを得意としていたこと、そのため大小様々なニッチトップとしてのモノカルチャー企業が多数存在し業界再編が進みにくいこと、などが挙げられます。
一方で、BRICsを中心とした新興国市場は急激に成長しつつある上に、長きに亘る技術競争によって各社の製品の技術水準は全体として底上げされ、技術革新による差別化要素がつきにくくなるに連れて、現地企業との競争も激しくなっています。結果として、従来競争力の源泉であった製品自体の性能に限らず、自社のコアとなる競争優位領域の見極め/強化(価格/アフターサービスなど)とともに、「新興国で稼ぐ」ことができるかどうかが、事業運営の成否を分ける状況になっていると言っても過言ではありません。
このような厳しい環境下で産業機械業者が勝ち残っていくべく、CDIでは、変化の激しい市場・競争環境に柔軟に対応した上で、クライアント企業固有の社内外環境の様々な要素を考慮して、実効性の高い戦略の策定及び実行支援を行います。
グローバル展開が不可欠となる機械業界では、各市場における重点戦略エリア・事業領域・製品・チャネルを見極めた上での事業展開が求められています。特にここ数年間は、BRICsを中心とする「新興国モデル(新興国向けのビジネスモデル)」の確立が急務であり、従来の顧客である日系企業だけでなく、急速に成長しつつある現地企業向けの製品の開発・設計・販売の能力が求められます。中でも品質への過度の拘り「オーバースペック症候群」をゼロベースで見直し、品質・機能と価格のバランスを考慮した新たなポジショニングを確立してことが重要となります。
CDIでは、子会社のCDI Chinaや海外の提携プロフェッショナルファームを通じて、徹底的な事業環境分析を行い、クライアント企業の競争優位性を見極めた上で成長シナリオの監査・策定を支援いたします。
従来のような日系企業との関係だけでなく、主戦場である新興国での新規顧客開拓が重要なテーマとなります。特に新興国においては、現地でのニーズを汲み取り、企画・設計・開発し、売ることが出来る力が試される時代になるでしょう。
CDIは、新興国向けの廉価版/標準品の設計開発と製造、そして営業の現場を有機的且つスピーディーに繋ぐための「Design for manufacturing 」「Design for marketing」の強化に向けたご支援をいたします。
価格競争が激化する事業環境の中で、商品の市場投入にかかるリードタイムの短縮化(Time to Marketの短縮化)、在庫の適正化、生産性の向上/コスト低減に繋がる、部品調達から最終顧客へのデリバリーまでの全プロセスを見据えたSCMの確立が求められてきました。
CDI及びCDIソリューションズではサプライチェーンにおけるオペレーション分析を踏まえ、最適な事業戦略に基づいた業務改革、組織設計、IT導入までの一貫したコンサルティングサービスを提供するとともに、サプライヤーとの適切な関係構築も含めた、グローバル最適生産体制の整備にむけてご支援致します。
競争環境が激化する中で優位性を確立するためには、事業環境の変化を見据えた事業戦略とそれにマッチしたR&D戦略の構築が必要不可欠となっています。しかも当面は、先述の「新興国モデル(新興国向けのビジネスモデル)」確立の過程において、自社のR&D戦略を再定義することが重要となります。
CDIは、事業環境を踏まえたグローバル展開に対応したあるべき技術/製品ポートフォリオの分析に基づいて、エリア別・用途別の研究開発テーマの選定・リソース配分計画の策定を支援いたします。
国内電機産業における市場の成熟化に伴って、海外企業の買収や国内企業間での統合等の再編が起こり始めています。従来は業界再編が進みにくかった機械業界ですが、今後はこうした動きが活発になると思われます。
CDIでは、M&Aの実行支援だけでなく、買収後の統合効果の実現に向けてPMI(Post Merger Integration)もご支援します。