自動車業界は、昨今の米国市場の急速な落ち込みに余波を大きく受け、大幅な生産調整を余儀なくされております。他方、内燃機関を動力とする自動車から、ハイブリッド車やEV、中長期的には燃料電池車等の環境負荷の小さい自動車へのシフト、インドをはじめとするエマージェンシー市場向けの低価格車の需要急増といった抜本的な市場構造の変化が見込まれている状況にもあり、現況を楽観的に捉えれば、思い切った「経営の舵切り」をする上での絶好の機会ともいえます。
例えば自動車部品メーカーにおかれては、東南アジアやインド等、系列外取引が主流でありかつ完成車の生産台数が今後大きく拡大することが確実な地域への進出・投資拡大を見据えつつ国内・北米の生産能力圧縮を進めることでV字回復を狙うといった経営方針を採用することも可能かもしれません。
販売店におかれては、国内の新車販売台数の右肩下がり傾向は中長期的に継続する中、当面の一般的な経営方針は、サービスや用品販売、中古車販売等、収益源の多角化に取組みつつ他の販売店との統合を進めてスケールメリットを拡大していく、という形になりますが、中長期的には限界があり、自動車以外の他業界への進出や思い切った海外展開といった方策が求められることになると想定されます。
CDIでは、当面のコスト圧縮のサポートもさることながら、中長期的な事業の継続・拡大をも視野に入れ、上述のような海外進出、新規取引先開拓、M&A、営業改革、新規事業創出等の経営課題に対し、計画策定から実行支援まで一貫したサービスを提供しております。
製造サイドでは、喫緊の課題であるコスト削減を織り込みつつ、取引関係の把握・競合他社比較・コスト構造分析等を通じ、価格面・品質面・納期面・技術面・取引先との関係性の強さ・提案力等の視点で競争要因を抽出するとともに自社の強み・弱みの解明を併せて行い、コスト削減実現後の成長余地を探ることで、縮小均衡の負の連鎖に陥ることのない中期経営計画の策定を支援いたします。
販売サイドでは、営業効率、ストール等の設備稼働状況、アフターフォローにおける顧客の来店状況等社内の経営指標と、エリア内のデモグラフィックデータ等マーケティングデータの分析を通じ、店舗配置、人材配置、設備配置等ハード面の最適化計画を策定するとともに、ナレッジ・マネジメントによる営業ノウハウの共有化、人事ローテーションや評価体系、販促手法の見直し等、ソフト面での改善策を提案することで、収益向上を図るための中期経営計画の策定を支援いたします。さらに、他業界や海外等、新たな領域への進出にご興味のある場合は、現在有している強みをフックとした進出領域の選定、売上・利益見通しを立てた上、中期経営計画に織り込むことも可能です。
海外進出に際しては、完成車メーカーの拠点進出動向と生産台数見通し、現地・日本資本・その他海外資本の競合や取引先の進出動向、現地の規制・税制、人材確保可能性、その他人事管理上の特徴・要点等を精査した上で、進出の可否、資本構成、拠点候補、進出方法(新規 / 現地企業のM&A)、投資計画、人員計画、管理体制等の計画策定、課題抽出、アクションプランの設計いたします。単に設計するだけに留まらず、実際の進出支援や進出後の運営支援までも支援いたします。特に、日本と遜色のない品質管理に不可欠な現地スタッフの教育プログラムについても開発から実施・定着までをサポートいたします。
これらの支援に当たっては、CDIのみならず、CDI-Chinaや外部提携先と連携しつつ、現地を基点とした体制を構築して支援することも可能です。
市場規模が縮小している一方で、車種の多様化・併売化、チャネル統合により、営業スタッフに求められる商品知識が以前より格段に増えており、営業スタッフ能力による販売実績のばらつきは拡大傾向にあります。また、「売ってなんぼ」という「フロー商売」から、「売った後、いかにお客様に来店していただく末永くお付き合いいただくか」という「ストック商売」へと顧客との関係のあり方も大きく変化しております。このような新時代の営業スタイルに求められるスキル・スタイルに適合したOJTのあり方、店舗内での業務・コミュニケーションのあり方、教育研修プログラム、人事評価体制を提案し、店舗への導入・定着を支援いたします。